PERSON / INTERVIEW

地道な努力を積み重ねて
海外市場に挑戦し続ける。

中原 研介
アジア営業部 係長
外国語学部 英米語学科 / 2007年入社

Q1. 現在のお仕事内容を教えてください。

現地の代理店と連携して海外市場を開拓。

2021年から国内と海外の営業部門を分け、BIG DAISHOWA International 株式会社が設立されました。大阪の海外営業部門は約20名体制で、CS(Customer Satisfaction)推進部、アジア営業部、中国営業部、欧州営業部、北中米営業部、国際業務部の部門に分かれています。私はアジア営業部に所属し、タイとトルコを中心に担当しています。また、2019年1月までの5年半、タイのオフィスに駐在していた流れでタイのオフィスのマネジメント業務も行っています。アジア営業部は現在4名で、各自4~5か国を担当しています。

海外出張は月1回、1か国1週間が基本です。お客様の工場を訪問して商談や問題解決を行ったり、現地の代理店担当者とユーザー情報を共有しながら戦略や売上目標を立てたり、講習会を開いたりしています。私たちメーカーが持つ自社製品や業界動向などの最新情報と、代理店が把握しているローカルなユーザー情報を共有し、結束力と営業力を高めています。

出張以外の時期は大阪本社のオフィスに勤務し、出張で得た情報をまとめたり次の出張に向けて資料を作成したり、担当国から寄せられるメールの対応や見積作成、注文書の処理などをしています。また、来日されたお客様向けにセミナーを企画したり淡路島にある当社工場をご案内したり、大阪や京都、奈良の観光をアテンドするのも仕事の一環です。

Q2. 職場の雰囲気はいかがですか?

気さくで明るくストレスフリーな職場。

私は愛知県出身で、入社前は、大阪だし面白い人ばかりの会社だろうと勝手に期待していましたが、本当に気さくでユーモラスな人が多くてすぐに職場に慣れることができました。社員同士の仲も良く、集中して仕事をするモードと笑い話を交えたリラックスモードのメリハリが明確です。わからないことはすぐに質問でき、自分の考えも表現しやすい環境なので、モヤモヤとしたストレスが溜まることがありません。基本的に担当国は自分ひとりで完結させていますが、メールの共有や情報の横通しを常に意識して「今、誰が、どんな状態か」を互いに把握できるようにしています。

海外営業らしい社内イベントとしては、以前、中国営業部が主催してくれた新年会で本格的な中華料理を楽しんだことがありました。今後、アジア営業部主催でタイ料理やベトナム料理、欧州営業部主催でイタリアンやスパニッシュなど、いろいろな国の料理や文化をみんなでワイワイと楽しんでいけたらと思います。

Q3. 最もやりがいを感じるのはどういった時ですか?

1本から始まった営業が大きな取引に発展した時。

当社は国内でのシェアはNo.1ですが、海外市場ではまだまだ不十分です。日系企業のお客様はBIGをご存じでも、現地資本のお客様だと「BIG製品を使ったことがない」「BIGの存在自体知らない」ということがよくあります。これまで価格だけで判断されてきたお客様に対して、BIGのツールホルダの導入によって、お客様自身の製品の品質や精度が向上し、長期的なコストダウンにつながるという大局的なメリットを実感していただくことが重要です。そのため、まずは製品1本からお試しいただき、少しずつ取引を広げていくようにしています。海外市場の開拓には相当な時間と労力が必要で、苦労することも多いですが、地道に関係を育んだ延長線上で一定数の受注が実現した瞬間は、何度経験しても言いようのない達成感が得られます。

自分たちが高品質な製品を扱っているという自信と、国内シェアNo.1という絶対的な安心感が支えになって、私自身、海外マーケットで積極的に挑戦することができていると感じます。

Q4. 今後の目標・展望についてお聞かせください。

世界中にBIGのファンを増やしたい。

営業として第一の目標は、より多くのお客様にBIG製品をご利用いただくことです。単に売上の数字を追求するだけではなく、各地のお客様と強固な信頼関係を築き、「アジアNo.1」、将来的には「世界No.1」を狙えるように貢献したいです。そのためには、社外だけでなく社内にも意識を向けることが大切だと私は考えます。当社では、お客様からの要望や打ち合わせの中で得たヒントを技術部に提案できる仕組みがあります。自分が提案したアイデアが製品開発につながる可能性があるのが励みにもなっており、常にアンテナを張って仕事していきたいです。

また、BIGは現在、中国、タイ、ドイツ、スイス、アメリカの5か国に現地事務所を設けています。私がタイに駐在していた5年半の間には事務所設立や現地社員の採用などの貴重な経験ができ、自分自身の成長につながったという実感があります。今後もし機会があれば他の国にも赴任して、海外市場の開拓により一層貢献したいです。

先輩からのメッセージ

勉強熱心で素直な方、待っています!

私は学生時代に「英語を使って海外と仕事がしたい」と考えていました。前職は菓子業界の商社で営業をしていましたが、商社ではなくメーカーとして自社製品を売りたいと強く感じてBIGに入社しました。

私も含めて海外営業のメンバーの大半は文系学部の出身です。業界知識や専門知識がないことに不安がありましたが、入社後に研修でしっかり勉強できますし、先輩や上司はもちろん技術部や製造部のスタッフにも質問や相談しやすい社風です。わからないことがあるときに知ったかぶりをするのではなくて、誰かに訊いて解決するという素直さは何年働いていても大事なことだと感じています。

BIGの製品は、スマホ、自動車、腕時計などの日常的な製品から、飛行機、建設機械、医療機器などの産業製品まであらゆる製造業に関係しています。モノづくりの世界に携わりたい人、車やバイクが好きな人、工場見学などが好きな人にとっては特に魅力的な職場だと思います。そうでなくても、信頼性の高い商材を世界に広めて自分自身の成長につなげていきたいと考える人にとってBIGは最適な職場です。
みなさんのチャレンジをお待ちしています!

ある1日のスケジュール

8:00
出社 夜間に届いていた現地代理店からのメールを確認。アジア営業部の場合、取引先との時差は2~3時間程度です。
9:00
各部署への連絡 製造部などに報告・連絡・相談を行います。
11:00
資料作成 海外出張の内容をまとめ、次回商談の資料を作ります。
12:00
ランチ 社食でお弁当。安くてボリューム満点!
13:00
資料作成 現地代理店と連絡を取り合いながら、訪問のプランを立てます。
15:00
受注処理 夕方になるとアジア各国の代理店から注文書が届き始めます。
16:00
資料作成 顧客リストや売上データなどを更新します。
18:00
退社 出張の前後を除いて、ほぼ17時半(定時)~18時頃までには退社しています。
19:00
夕食 入浴も早めに済ませます。
21:00
晩酌 何でも飲みますが特にハイボールが好きです。
22:00
趣味 タイ駐在時に現地でキャンプしたほどのキャンプ好き。次の行き先を考える時間が楽しいです。
23:00
就寝 平日は遅くならないうちに休みます。

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