PERSON / INTERVIEW
仕事に集中できる環境で、
さらなる高みを目指して。
- 岸本 裕樹
- 製造課 ブロックリーダー
国際言語文化学部 / 2005年入社
Q1. 現在のお仕事内容を教えてください。
工場内で機械を操り、高精度を追求。
大阪工場で横型マシニングセンタを担当して製品加工を行っています。製造とは簡単に言うと「金属を削る」ことですが、機械を動かすためのプログラミングから、刃物選定、どのように削るか、工程の優先順位づけに至るまで、機械を担当する個人の裁量に任せられています。特に大阪工場は特殊品(オーダーメイド製品)の加工を行っているので、エンジニアには幅広い知識が求められます。
また、設計書通りに製品を仕上げるのは当然のことで、製品としては合格点だとしてもさらに良いものを目指して公差(許容可能な誤差の範囲)をシビアに追求しています。製造加工する上で気になる点がある時には、製造側から技術部門に意見やフィードバックを行い、精度や品質を高めていく取り組みもしています。製造は、「短時間で効率よく」「求められている精度を実現するか」が重要な仕事なのです。
Q2. 職場の雰囲気はいかがですか?
モノづくりに没頭できる職場です。
私は文系学部出身だったので、入社するまでは製造業界や機械加工について特に知識も技術もありませんでした。モノづくりに携わりたいという強い思いを持っており、仕事に集中できる環境かどうかを重視してBIGを選びました。製造は理系職のように感じるかもしれませんが、熱意とこだわりがあれば文理関係なく活躍できる仕事です。
入社して実感したのは、BIGは離職率が低く、長年キャリアを積んでいる大先輩が多いだけあって、仕事環境も待遇もしっかり整っているということ。入社前に望んでいた通りのモノづくりに没頭できる日々を過ごしています。働きやすいと感じる理由には、一緒に働いている仲間たちの人柄も大きいです。BIGは真面目でこだわりが強い人が多く業務中は真剣そのものですが、業務外では笑いが多く、和気あいあいとした雰囲気の会社です。
Q3. 最もやりがいを感じるのはどういった時ですか?
意図したとおりの高精度を実現できた時。
機械加工では段取りを誤ると意図していたものとは違う製品ができあがってしまいます。そのため作業に取りかかる前には必ず自分の考えを整理し、準備万端に整えて加工に臨みます。その結果、自分が目指していたとおりの品物ができるとやりがいを感じますし、難易度が高い加工であるほど喜びも大きいです。しかし技術には「これで十分」という満足はありません。BIGに入社してから13年間製造一筋でやってきましたが、常に「これでいいのか」と自分に問いながら仕事をしています。おそらく一生かけて精度を追求していくのだと思います。
製造の仕事は直接お客様と接するチャンスは多くありませんが、国内トップシェアの実績や海外でも高く評価されていることなどを耳にすると、あらためてBIGブランドを支える一翼としての仕事に誇りと責任を感じます。
Q4. 今後の目標・展望についてお聞かせください。
いま以上に働きやすい現場づくりを。
日々の作業に加えて、私はブロックリーダーとして、スタッフの作業分担を指示したり、若手に技術指導したりする役割も担っています。機械加工の現場では、工程をひとつ変えるだけで作業者の負担を削減できたり作業効率をアップさせたりできることが多くあります。
BIGには改善提案表彰という社内制度があるので、その仕組みなどを利用して、さらなる業務改善を進めていきたいと考えています。また、作業グループ間の交流や情報共有にも取り組んでいるので、今後はよりグループの壁を越えたコミュニケーションを生み出し、後輩社員が成長しやすい現場づくりに貢献していきたいです。
一緒にBIG品質を究めましょう!
BIGには、モノづくりが好きな方、そして、自発的で意欲的な方が向いていると思います。未知の物事や困難にぶつかった時、すぐに他人を頼るのではなくて、まずは自分で考えてみる。どうしてもわからない時には頼りになる先輩が山ほどいますし、しっかりサポートできる体制も整っています。私自身もそう育ってきましたし、後輩の教育においても、基本的なヒントは渡しつつも、自分で考える力を引き出すように意識して接しています。
モノづくりに集中できる環境はどこにでもあるものではありません。BIGはやる気がある人には120%で応えてくれる会社です。「より早く」「より高精度」なBIG製品を生み出すための方法を一緒に考えていきましょう。